二重整形をするまでの経過

アイプチを手放せない

小さい頃からずっと一重。

「一重まぶた」がずっとコンプレックスでした。

しかも、皮が厚いのか、脂肪が多いのか、腫れぼったいまぶた。

パッチリとした二重に憧れて、中学三年生の時に初めてアイプチを購入しました。

まだ手慣れてなかったこともあり、「寝不足だと、たまに二重になるの。」

なんて、周りに誤魔化しながら使用していました。

高校生になった頃には、それはもう手慣れたもので、毎朝、二重作りからが日課になっていました。

常にドラッグストアや百円ショップでまとめ買いしては、常に持ち歩いていました。

私の必須アイテムでした。

 

なんとなく癖がつく

そんな日々を続けているうちに、自然に二重の癖ができる様になりました。

すぐに消えたりすることもありましたが、なんとなくぼんやりラインが出来てきました。

このまま続けていくと自然に二重になると思い、アイプチ熱はヒートアップしていきました。

高校三年生の時には、流行もあって初めてつけまつ毛をつけてみました。

すると、ぼんやりと癖づいた二重線と厚い瞼が持ち上がって、自分ではなかなか良い二重に見えていました。

 

付けまつ毛をしないと外出できない

大学生の中頃には、何時でもつけまつ毛をしなければ、外に出られなくなっていました。

その上、外出していても、四六時中つけまつ毛がずれていないか、鏡や窓ガラスに映る自分を確認していました。

いわゆる二重が決まらないせいで、30分以上費やす様になり、毎日に朝からぐったり。

やっと決まっても、玄関先でチェックすると変になっている。

やり直して、遅刻寸前。

電車を降りては駅のトイレでもう一度確認、また変になっている。

常に予備は持ち歩いているのでやり直し。

そう、もうアイプチとメザイクだけでは二重を保てなくなってしまっていたのです。

二重の癖ができるどころか、瞼が伸びきってしまっている感じです。

しかも、瞼は腫れたり、ガサガサになったり、可愛いアイシャドーも使えない。

そのガサガサに伸びた瞼を、芯がしっかりとしているつけまつ毛で支えるのが、やっとの状態でした。

こんな毎日に精神的に辛くなってきました。

だけど、細工しないで出歩くと、本当は一重まぶたなのがバレてしまいます。

周りにしてみれば、瞼ごときで大そうな事ではないと思うでしょうが、一重だとばれるのが、本当に嫌だったのです。

私のスッピンを見るなり「やっぱり、あなたのアイメイクの技術、凄いわ!」

私の目元のビフォーアフターで真剣に驚いていたし。

よっぽど仲良くないと、スッピンは見せられません。

 

二重整形を考える

そんな私が整形を考え始めたのは、高校時代の友人と久しぶりに会った時でした。

その友人も高校時代は私と同じく一重まぶたに悩んでいました。

その頃はアイプチやつけまつ毛の新製品やら使用感の情報交換で盛り上がっていました。

それで彼女もアイプチを長期間愛用していたのですが、皮膚が弱くてかぶれてしまうことが増えていったそうです。

そのこともあり、朝に二重を作ることに時間がかかってしまうことに、親御さんも見かねてしまい、高校卒業を機に美容外科で二重にしていたとのことでした。

アイプチに比べると自然な二重で、つけまつ毛も必要なくなったとのこと。

一気に興味が湧きました。

しかも、その瞳がチャームポイントとなってモテる様になり、彼氏もできて大学生活を謳歌しているとのこと。

とても羨ましかったです。

それに比べて、私は一重まぶたのことばかり気なって恋愛にも消極的。

汗をかいても雨が降っても、偽二重が崩れていないかが心配でデートどころではない。

ましてやお泊りデートなんてとんでもない。

その前に彼氏はいませんが。

先日も合コンで気になった人と目が合っただけでも、

「まさか!二重がくずれているのでは?」と、鏡を求めてトイレへ駆け込んでいたのですから。

 

友人から二重整形について聴く

「ところで、ねぇ、その二重どこでしたの?」

私は、興味津々。

「こんなのあるのだけど、興味ある?」そう言って、その友人がスマホの画面を差し出しました。

そこには、某美容外科の「学割制度」でした。

「うん!ある、ある!」

埋没法の料金がリーズナブルな上に、学割制度でさらにOFF!しかも、安心保障付き!

ちなみに、その友人はその制度を利用して埋没法をしたそうで、次は鼻にヒアルロン酸を注射するそうです。

「私のバイト代で受けられるわ!」こんな、優しい美容外科があるんだと、すぐに飛びつきました。

ちょっと不安でしたが、一通り友人から聞いたし、友人みたいに二重になれる!

そして、恋愛にも積極的になって、彼氏をつくる!

なんて、前向きな期待しかありませんでした。

この時は。

まさか私が、「二重失敗」の負のスパイラルに陥るとは微塵も思ってはいいなかったのです。

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